本日もミニ色紙を元にした小話と、そちらに登場する武将たちの裏話を公開いたします!
第七回となる今回、ご紹介する色紙はこちら!
【仮想決戦~鋏と紙~】
河北の覇者・袁紹と、中原の覇者・曹操。
多くの臣下を従え、己が覇道を突き進んだ彼らが
やがて激突することは必定であった。
――汝が相手なのだ。我は手加減などせぬぞ。
袁紹の挑発的な言葉に、曹操は不敵な笑みで返す。
二人は互いの顔を見合わせ……そして、拳を固める。
「じゃんけん、ぽん!」
これが袁紹の日課……いわゆるイメージトレーニングである。
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この色紙に登場する武将は、こちらです!
◆武将紹介
袁紹は後漢に仕えた武将です。妻に劉氏、子に袁譚、袁煕、袁尚らがいます。
代々高官を輩出した名門の生まれで、威厳がありながら謙虚な姿勢を取ったため、曹操をはじめ多くの名士に支持されました。
何進の側近や反董卓連合軍の盟主を務め、群雄の中で頭角を現します。
袁術や公孫瓉ら列強を破り、優れた内政手腕で黄河以北を征圧するまでに勢力を拡大しました。
中原への進出を図る曹操と官渡において対決し、一時は物量差で圧倒しますが、猜疑心や決断力の欠如から失策が重なり敗北。
病により再戦は叶いませんでした。
◆裏話
獅子猿さんといえば旧作の曹操のイメージが非常に強いですよね。
そのライバルの袁紹ということで、細かい指定はせず
「覇者の風格を漂わせる将軍。」というコンセプトと
袁家の共通モチーフである「孔雀」を盛り込んでいただくことのみオーダーして、
自由にデザインしていただきました。
イラストでは左手をピースサインのような形にして決めポーズを取っていますが、
「曹操は号令ポーズで手が「パー」の状態が多かったので、対抗意識を出して「チョキ」っぽく」という狙いで決められたようです。
曹操とのライバル関係と、袁紹らしいお茶目さが感じられる素敵なポーズですね。
それを受けて、曹操(魏王の覇道)に一騎討ちで勝利した際の特殊ボイスは
「ふふふ……お前が紙なら、私は鋏だ!」と何故かドヤ顔なセリフにしています。
開発メンバーの熱い推しにより、声優は速水奨さんに決まりました。
その時には計略のコンセプトも定まっていたため、
蒼略ボイスは「(カッコつけて行かない)」緋略ボイスは「(ご機嫌で行く)」といった設計もスムーズでした。
威風堂々たる演技はもちろんのこと、撤退ボイスの
「ありえん、ありええええんッ!!」も印象的ですね。
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それではまた次回、お会いいたしましょう!
袁紹
「今は威容を整え、適度な運動はしつつ不要不急の外出は控える時ぞ!
……なに、注文が多いだと? 弱音を吐くでない!
共に覇道を驀進する時は必ず来る! それまで英気を養っておくのだッ!」
歴代でも最ダンディーな殿を生んで頂き誠にありがとうございます!😂
今までの殿はほぼ全部コメディ路線が多かったので、こういう真の王者たる袁紹がいると締まりますね。
それでも中身はお茶目なんですな(ノ´∀`*)